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真備町の被災された住宅の調査。

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ある不動産会社さんから、この度の豪雨で被災された真備町の木造2階建て戸建を所有者さんから売却査定依頼を受けたので、常本さんのところで購入できないか見てほしいとのお話があり、行ってきました。

結果から申しますと、今回は買取りにいたりませんでした。

被災地は今なお多くの建物が復旧されてされないまま残っており、多くのボランティアの方が作業をされておりました。

今回の物件は、一階屋根まで浸水した建物で、一階内装の床、壁、天井、建具は使えそうにありませんでした。断熱材は入っていないようでした。

床下は少し泥が堆積してましたが、問題はないようです。柱、梁、束などの構造材を含水計で計測したところ、GLに近くなるほど高く40%前後でした。まだ乾燥に至ってないのでしょう。

続いてデジタルレベルで一部の床、柱を測ったところ、3/1000mm未満でなかなか良い感じ。もともと造りが良かったのか、問題ない傾きでした。

壁の中は、断熱材が無かったため良く見えました。下部に泥が溜まっていますが、内装の壁を剥がして、清掃と消毒すれば何とかなりそうです。よく浸かった家は臭いがひどく住めないと言われますが、現状は臭いは気になりませんでした。臭いは、人によって感じられかたは異なるでしょうが、今回の物件が下水道に接続されていたことも大きいかもしれません。また臭いの強さはずっと続くものではなく、先には臭いに馴れて臭わなくなったり、リフォームや生活臭などでわからなくなるものと思われます。この物件の基礎、柱、梁、屋根は既存の内装をほぼ解体してからリフォームを行えば建物としては使えそうです。

ただある金融機関にこの物件を買取り再販した場合、買主さんの住宅ローンが組めるか確認したところ、現在は様子を見ている状態で住宅ローンは使えない可能性が高いとの回答でした。つまり今のところは現金のみでの再販となります。この金融機関の事情と建物状態と土地の広さや今回の浸水によることを考慮した簡易査定金額を不動産会社さんに伝えたところ、その金額ではこの物件の抵当権が外れない可能性があるようでした。通常であればここで売主さん側が追い金をして、無事抵当権が外れて買取決済となるのですが、被災された現状では追い金も厳しいと思われます。この為、残念ながら今回は買取ることが出来ませんでした。

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